ハグクルムブランド雑貨を展開中 松井建具店 様 

今回ご紹介させていただくのは「ハグクルム」を展開中の松井建具店様。

本業は住宅用指物製作。指物って?聞きなれない言葉ですが、実物をみるとビックリします。なんせ、芸術品なんですよ。(写真はこちらにあります)

私も知ってる有名な芸能人さんのお宅にも納入実績があるそうです。

これ木?って思うくらいに精密にできていて、しかも木は繊維ですから経時変化で変形するものですよね。そこまで計算して作られているんです。

ちなみに我が家には安いプラスチック製のやつしかないですが・・・

 

と、前置きはさておき。松井さんが作るハグクルムシリーズの雑貨用の化粧箱を製作させていただきました。

ハグクルムのロゴ、とてもかわいらしいですよね?

創られたのはデザイナーの村井さん。アイスタイルデザインという会社のデザイナーさん。

とても女性らしい柔らかなデザインです。

村井さんが松井さんのお店の印刷物関係をすべてデザインされているんです。

その、村井さんのデザインで箱を作っちゃおう!ということになりました。しかし、最初から箱ばっかりたくさん作ってしまっても・・・在庫が・・・・何年かかるの・・・・

と不安そうな松井さん。

小ロットでいろんなサイズの箱が必要で、ハグクルムのロゴはしっかり入れて・・・・・

もちろんありますよ、必要な数だけ作れて、余計な在庫も持たなくていいし、新しい商品ができたらそれに合わせて作っちゃいます。

またまたわが社の得意分野、化粧貼箱をご提案させていただきました。

そしてそれが、この方法!

箱に貼る紙をある程度の経済的な数量で印刷します。それを少しづつ使っていって、終ったらまた印刷します。貼紙の在庫はできてしまいますが、箱の在庫に比べたら何百分の1の場所で済みます。

早速、貼紙のデザインの打合せ。

ハグクルムプロジェクトの打合せ、毎回そうなんですが余分な話が多くてなかなか進まないんです。でも、楽しいから良いんですけどね。

 

そんなこんなで、いろんなアイデアがでました。ベースペーパーを白のコート系の紙で印刷すればほぼ思い通りの色が出せるのですが、紙の切断面の白がどうしても出てしまうんです。これは化粧貼箱の悲しいサガ・・・・

白がベースのデザインであればさほど目立たないのですが、全体に色が入るデザインの場合はココに白の線が入ってしまいます。

そこで、もともと色の付いている紙を使えば解消でると提案させていただきました。

さすが松井さん、細かなところまでこだわりがあります。希望はピンク系の色。

サンプル帳とにらめっこしながら想像してゆきます。松井さんのイメージと村井さんのイメージを聞きながら、「赤い紙に白の印刷」を提案させていただきました。

通常の印刷では白い紙に印刷してカラーの発色が出るようにインキも製造されています。オフセット印刷用のインキは透過性インキといって若干透けるようになっているんです。

私の経験からですが・・・・

もちろん白インキも若干透けます・・・ということは若干のピンク色になるのです。

白っぽい部分が多くあると全体が淡い色になる。赤い紙を使っていてもイメージはピンク色の箱になって行くんです。ロゴマークを大きくとって全体の色調を淡く見せます。実際に箱を製作するときは大判の紙を切断して小さくします。するとうまくロゴマークが収まる場合とそうでない場合、せっかくのハグクルム専用箱なのに何の箱かわからなくなってしまいます。そこで、大きなロゴマークを白、小さなロゴマークをOPニスで印刷したらどうかと提案させていただきました。

「OPニスの部分はちょうど木製品にニスを塗ったような仕上がりで、色が濃く出ます」とご説明しました。

とは言え、あまり想像ができませんよね・・・・

いくら説明しても見たこと無いものは理解できません。そこで、実際の印刷機で刷ってみよう!ということになり調整しながらイメージに近づける作戦にしました。

しかし・・・、そんな風に調整しながら・・・なんてリクエストに答えてくれそうな印刷屋さん・・・

いました。

弊社の取引先で、しかも、松井さんとも中小企業同友会でのつながりがある恒春社さん。

(有)恒春社印刷所 愛知県豊橋市下五井沖田157-1

 

日程を調整し、試刷開始!

白は一回目でイメージどおりに出ました。しかも、ちょっとパール調に出て高級感がグッと出ちゃったのです。世の中にはパールインキという種類のインキもあって、真珠みたいな色に印刷出来ます。が、お値段もそれなりなんです。

OPニスの部分がいまいちシャープにでない。ベースペーパーがノーコート紙(表面にコート塗布が無い紙)の為インキが吸われてしまい、にじんでしまいます。

色を入れましょう・・・ということになり、ほんの少しだけ色を混ぜてもらいました。しかし、少しでも色が入るとうるさくなっちゃいましたね・・・

「すいません、インキ洗ってください・・・・・」と、とんでもないリクエストをしちゃいましたが、ちゃんと応えてくれました。鈴木さん、ありがとうございます m(_ _)m

 

程なく再開、今度はニスをやめてメジュームにしてもらいました。インキが吸い込まないように対策です。

でました!い~具合に!

これには松井さんも感激してくださいました。

印刷紙を調整にずいぶん使っちゃったので仕上がり枚数は少なかったですけど・・・ゴメンなさいm(_ _)m

 

せっかくなので松井さんの作品をご紹介させていただきます。

 

今、人気なのがオープンハートのフォトフレーム。

左、右があるそうです。

結婚式の引き出物やお祝いに人気なのがまな板やなべ敷きなどキッチン用品のセット

ところで、ストライプのデザインですが、これは塗装で出ている色じゃないんです。もともとの木の色です。種類の違う木を接着して作られているんです。

原材料にも松井さんのこだわりがあるんですね。

こちらはランチョンマット

よ~く見てください。印刷じゃないんですよ。象嵌(ぞうがん)といって違う種類の木を同じ形に削って埋め込んであるんです。技ですね!

しかも、杉の木でこの薄さ。普通なら割れちゃいそうな厚さですがここにも技があるんですね。

ご興味がある方、こちらへアクセスしてみてください。http://www.matsuitategu.jp/

 

松井建具店 松井美喜夫

愛知県豊橋市清須町宮西87番地

TEL 0532(31)1545  FAX 0532(31)1710

http://www.matsuitategu.jp/

ハグクルム → http://www.hugclum.jp/

 

アイスタイルデザイン 村井ゆかり

http://i-styledesign.com/