お店のインテリアとしての靴箱  ~ショップディスプレイ~ 

今回ご紹介させていただくのはインテリアデザイン、空間デザインを展開するディーヴァ様のショップディスプレイです。


1通のお問い合わせメールをいただきました。

「フォセッタバルバシューズさんのような靴箱を作りたい」

弊社の商品紹介サイト 唯一無二~オリジナルパッケージ製作物語~のフォセッタバルバシューズ様の紹介ページを見ていただいた(株)ディーヴァの下田様からのお問い合わせでした。

実はフォセッタバルバさんの紹介ページをご覧になった全国の靴屋さん、特にハンドメイドの靴屋さんやカバン屋さんからのお問い合わせを多くいただいております。

早速連絡をとらせていただき、詳細を聞かせていただきました。

靴箱は新しくオープンするお店のディスプレイにしたいという内容でした。

メールにて箱のサイズなどをお送りいただいたところ靴箱にするには少し細長いサイズ、大人の靴は入らないのでなないか?

もしかしたら寸法が間違っているのではないか?

などと勝手に??になり下田様に問い合わせをしたところ用途は箱ではなく新しくオープンするお店の壁一面の棚に収めるディスプレイである事がわかりました。

ショップのロゴマークや装飾も見える側だけを製作するというものでした。

さらに、ディーヴァ様は靴屋さんではなく、ショップのインテリアや店舗をデザインする会社でした。

 

下田様より今回のプランイメージと製作対象品の仕様を送っていただきました。

これで、今回の「靴箱」の用途がはっきりとわかりました。

箱に化粧として取り付ける金具を印刷または箔押で表現するとのことでしたので位置などを正確にするためシールを貼ることを提案し、早速CADでカットしたサンプルを発送しました。

下田様よりサンプルの結果についてお返事をいただきました。

結果は

立体感に欠けるので、立体的により本物っぽくしたいとのことでした。

ホンモノっぽくですね・・・・・・(^^;;

たしか、資材問屋さんのカタログにあったなぁ・・・と思い、

問い合わせをするとなんとまさかの廃番!

では受注生産は対応あるのか?

答えは No!

メーカーさん自体が廃業しているとのこと・・・・・

 

そこで、このような金具をよく使っていると思われる松井建具店の松井さんに相談しました。

あるにはあるが「和」ですよ!とのこと。

「和」ですか・・・・?

日本的な家具の角金具のイメージですよ、とのこと。

あっ、・・・・・たぶん、ちがいますね・・・洋風のヤツですね(^^;;

ネットでも調べたのですが、そもそも名前がわからない。

松井さんは「角金具(すみかなぐ)」って言ってました。

角金具で検索するとやはり建築建材が出てきます。

その中に、「コーナー金具」「コーナープレート」がありました。これこれ!

問い合わせをしましたが「在庫なし」の回答ばかり・・・だったらそう書いておいてよ・・・・・


インターネットが普及しネット上で何でもある時代ですが、やはり特殊なものはその専門ルートがあるんですね。

愛知県の田舎で探すよりは都会の東京のほうが在庫で持ってるところがあるんじゃないか・・・・マーケット規模から行けばそのようにも考えられる。

ということで、白旗振りながら下田様に東京で探していただくようにお願いしましたm(_ _)m

と同時に作ったらいくらになるだろうか・・・と考え、弊社の取引先のプレス会社さんへ相談に行きました。

自動車産業が多い中部地区なので結構簡単に作れると思いきや、これらの鉄板は「薄い」部類に入り、出来る加工機は少ないのと金型の精度が要求される為、金型代は覚悟した方がいいよ~~~ って怖い笑顔。


算出された金額は・・・製品代より金型代の方が高い・・・・・

この方法も現実的ではないなぁ

 

このような状況を下田様に報告し、そんなこんなで下田様から

「金具見つかった!」

という連絡をいただきました。

良かったです!

ただ、在庫がなくて必要数が揃わないとのことで仕様が変更になり一部のサイズにだけ金具を取り付けることになりました。

数日後、金具が到着しました。

 

金具はボンドで接着することになったのですが、メッキをしてあるので接着剤に含まれる薬品と化学反応を起こすことがあるので試験をしたいと思ったのです。

数量がギリギリで予備がない=失敗できない  とのことでした。

 

金具には本来の使用方法である鋲打ち用の釘穴が空いている。下地が黒なので結構目立つかなぁ・・・

金具もよく見ると面で接するところが微妙に湾曲している。

スキマが多いので接着剤を多く塗布する→そこからボンドが出てきてしまう・・・・

 

と予想され、

下田さんもせっかくホンモノにこだわって金具を探し回ってくれたわけだし、ここまでやったらよりホンモノを目指すべきだよなぁ・・・と思い、鋲打ちの試作をしてみました。

やっぱり、鋲が有るのと無いのとでは質感が違うなぁ・・・

 

しかし、当初よりもコストがかかってしまいます。

接着剤の影響、すなわち、はみ出したボンドの経時変化、酸化によって表面のメッキを腐食するという可能性が検証されないので当社としても鋲打ちで接着剤を使わない方法が安全というか安心というか・・・・

部品代だけを追加で負担していただき加工費は変更しないという提案をしました。

下田様から了承をいただき、さっそく資材手配。

試作用にホームセンターで購入してきたものです。

 

資材問屋さんに同じものを確認したら在庫なし!

納期2週間以上!

うそでしょ!?

 

これも特殊ですか?あるところにはあるんでしょうけど・・・・

 

納期に間に合わないので試作用に買ったホームセンターに行って系列・近隣店舗の在庫を確認し、片っ端から予約!

なんとか必要数を確保しました。

金具と同じ位置になるように箱の側面に穴を開け内側で差し込んだツメを開きます。

曲げたツメが引っかからないように養生します。

 

弊社の工場での仕上作業。製品に金具が取り付けられます。

やはりホンモノの金具は光沢が違う!

 

なんとか納期に間に合うように出来上がった製品たちは納入地:札幌市へ向けて旅立ちました。

出荷完了の報告をメールで送らせていただきました。

翌日このように書かれたメールが届きました。

画像確認させて頂きました!
金具の感じといい、とても素敵に仕上げて頂き本当にありがとうございます!
次回も機会がありましたらまた富田さんに
お願いしたいと思いますので宜しくお願い致します。

Diva下田

 

こちらこそ、星の数ほどのホームページの中から見つけていただきありがとうございました。

よきご縁をいただきました。これからもよろしくお願いいたします。

(株)ディーヴァ

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